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週末に房総の桑ノ木沢を歩いた。12月の沢歩きは、少し寒いかと思ったが、水温の低下は予想より少なめだった。水の冷たさを気にせず歩くことができた。とは言え、気温は低めで、最初の１ピッチは指先が冷たくなった。幸い２ピッチ目では気温も上がったのか指先の冷たさも感じなくなった。基本的には谷底歩きなので風もほとんど無く、快適に歩くことができた。沢にはナメがたくさん有った。ナメ滝も２箇所有った。水量は少なめで、渓流タビの底の摩擦を利用して快適に登ることができた。
　一方、遡行終了点では、尾根への登り口のロープを見落としてしまい、奥に進みすぎてしまった。おかしいと気が付いて10分ほど戻ると正しいロープを見つける事ができた。少し岩の陰になっていて、登りでは見つけにくかったが、下ってくると一目瞭然で分かりやすところにロープが付けられていた。ロープを掴んで急坂を登ると尾根に出た。
　尾根は一部が岩場になっていた。特に中間部は急な岩場で、この先のルートが本当に正しいか不安になった。一度尾根の始まりまで引き返して確認しながら登り直したので30分ほどのロスになった。引き返した場所で急な岩場を1.5mほど下って先に進むと、後は容易な尾根歩きになり、無事、稜線の登山道に出た。
　ロスが2度有ったにもかかわらず、余裕を見たスケジュールだったので40分ほど予定時間より早く下山する事ができた。予定より早いバスに乗ることができ、千葉には1時間以上早く戻る事ができた。沢歩きでは余裕を持ったスケジュールが大事だとあらためて思った。